小野小町の母、大町子の墓地といい伝えられています。大町子は、小町が幼いころ病気で亡くなりました。姥っこ石は安山岩の円礫でできています。
桐木田の井戸は、小野小町が産湯をつかったところといい伝えられています。この井戸の工法は、平安時代の都を中心に多く見られたもので、東北では用いられていませんでした。
自分を慕い、京から追ってきた深草少将に逢いたい小町でしたが、この頃疱瘡(ほうそう)を患っていました。一日も早く治るように日参し、この境内にあった清水で顔を洗っていました。
大きい丘は男森、小さい丘は女森と呼ばれています。深草少将と小野小町の墳墓の地と伝えられていますが、実際は柱状節理が見られる溶結凝灰岩です。
小野小町の菩提寺です。小町自身が彫ったといわれている木彫りの自像が安置されています。
小野小町がその晩年を過ごしたと言われる祠です。この祠は2種類の岩盤からできており、軟らかい凝灰岩の岩盤が削られて洞窟になりました。
明治24年(1891)に完成した洋風庁舎建築物です。昭和50年、秋田県文化財に指定されました。
建築家・白井晟一氏の作品で、昭和36年に完成しました。当時の状態で残っている建物です。
明治中期~大正初期(1890~1915頃)に事務所兼住宅として建てられました。本館他4棟の蔵は国登録有形文化財になっており、酒どころ湯沢のシンボル的木造建築物です。