「飲むと力が湧く」と湯沢城主が愛飲したことから、力水と呼ばれるようになりました。昭和60年に、日本名水百選の一つに選ばれています。
なぜか、泥岩の割れ目から炭酸水素イオンを多く含む水が湧き出ています。 地質学的にも解明されていない不思議な水です。
清水の周辺に葛(くぞわたは葛を表す方言)が咲くことから、この名前がついたようです。また、久蔵という人が綿入れを着て発見したことから名付けられたともいわれています。
応仁の時代から、力添えの水として人々に長く愛飲されてきました。また、この清水がある五叉路公園は、旅行者や地域の人々の憩いの場として親しまれています。
水を通しにくい三途川層の上に、豊富な地下水を貯留することができる栗駒安山岩溶岩流が重なり、まろやかな軟水を湧出しています。
今から約260年前、広沢寺の和尚様が寺の近くに清水を掘り、傍らに庵を建て14年間閑居しました。 それにちなんで、閑居清水と呼ばれるようになりました。
湯沢市のおいしい湧水が生み出した特産品のひとつに日本酒があります。国の有形文化財に指定された両関酒造第一工場をはじめ、湯沢市を代表する酒蔵をお楽しみ下さい。