三関から須川にかけて、東鳥海山に連なる山々が南北に続いています。ここには東鳥海山断層という断層が走っており、東側が西側に比べて高くなっています。その後、河川の影響によって、扇状地が並ぶ独特の風景が作られました。
【アクセス】
電車:関口石材街道・・JR上湯沢駅より徒歩10分。/三関扇状地・・JR三関駅より東を望む。
車:湯沢横手道路三関IC及び須川ICより約1~15分。
三関から須川にかけて、東鳥海山に連なる山々が南北に続いています。ここには東鳥海山断層という断層が走っており、東側が西側に比べて高くなっています。その後、河川の影響によって、扇状地が並ぶ独特の風景が作られました。
電車:関口石材街道・・JR上湯沢駅より徒歩10分。/三関扇状地・・JR三関駅より東を望む。
車:湯沢横手道路三関IC及び須川ICより約1~15分。
扇状地は、河川の働きで山と平野の境にできる扇型の地形です。湯沢市街地から三関・須川にかけての山の西側斜面に沿って、南北に延びる断層が報告されています。この断層の活動により急な崖が発達し、河川の流れに緩急が付いて扇状地が形成されたと考えられています。三関扇状地では、豊かなミネラル水があること、西日がよく当たり霜が降りにくいなどといった好条件のもと、さくらんぼやせりの栽培が行われています。
あきた郷土作物研究会(https://www.akikyo.net/%E4%B8%89%E9%96%A2%E3%81%9B%E3%82%8A-1/)
関口石は礫や泥をほとんど含まない砂岩で、この場所がかつて海であったことを物語っています。軟らかく加工しやすい石材であることから、古くから様々な芸術品や墓石などに利用されていました。地区内にある仁王像や、湯沢市最大の石像である青竜山香川寺の弥勒大仏も、関口石でできています。関口石は現在では石材として利用されなくなりましたが、今でも愛宕町の南端から関口までの旧羽州街道に沿って、石材業者が軒を連ねています。
くぞわたの清水は、火山岩(デイサイト)でできた山の傾斜と平坦な場所との境に湧いています。一説には、清水の周辺に葛が咲いていることから「くずあたり」が転じて「くぞわたの清水」と呼ばれるようになったと言われています。多くのミネラルを含んでおり、おいしくまろやかな清水です。
積雪のため見学不可。