皆瀬には5つの沼があり、これらの沼は火山活動でできた斜面が地すべりを起こしてできたと考えられています。沼の背後には弓なりにすべり落ちた急斜面があります。

【アクセス】

車:湯沢横手道路湯沢ICより約30分。/東北自動車道築館ICより約105分。
電車:JR湯沢駅よりバス約40分。

皆瀬ダム

皆瀬ダムは、洪水調節、灌漑、発電用として昭和38年に建造されたダムです。ダムの周囲の地質が湖成堆積物で比較的柔らかいので、地盤を考慮した建造様式が用いられています。ダムの水位が下がると昔の水田跡が姿を現します。

【参考URL】

湯沢市観光物産協会 『皆瀬ダム湖』(http://akitayuzawa.jp/midokoro0301.html

貝沼

貝沼は地すべりによってできた沼の1つで、周囲には散策道が整備されています。カラスガイ、コイ、ゲンゴロウブナ、ワカサギが生息しており、多くの釣り人で賑わいます。貝沼には大きな流入河川がなく、融雪水、降水や湧水を水源としています。

【冬季】 積雪のため見学不可。

三途川層露頭(市野橋など)

この辺りは大昔、約700-300万年前の火山活動でできた湖の底でした。その当時湖の底に貯まった泥や砂などが固まった層を、三途川層と呼んでいます。三途川層は皆瀬地区や高松地区に広く分布しており、ダム上流の羽場橋や市野橋は、ダム水位の低い時期に地層断面 (露頭) の絶好の観察ポイントとなります。これらの露頭は、河川の侵食作用によって、長い年月をかけて形成されました。

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