小安地区では、地熱を利用した産業が盛んです。小安地区周辺に分布する地下深くのマグマは、周囲の岩石を加熱するため、地下の温度が250~300℃と高温です。そこに入り込み加熱された地下水が、蒸気や熱水となって上昇し、一部が温泉水として噴き出しています。

【アクセス】

電車:JR湯沢駅よりバス50分。
車:湯沢横手道路湯沢ICより約40分。
東北自動車道築館ICより約70分。

【参考URL】

webの駅ゆざわ 『皆瀬・小安エリア』(http://www.yuzawamarugoto.com/menu_01/minase/minase.html
小安峡温泉(http://www.oyasukyo.jp/)

小安峡大噴湯

小安峡大噴湯では、高さ60mにもおよぶ小安峡の断崖の割れ目や川底から、轟音とともに高温の蒸気と熱水が噴き出しています。地下深部に入り込んだ雨水などの地下水が、マグマの熱で高温になった岩石に触れて熱せられ、再び地表まで上昇し、地層の隙間や割れ目から噴出しています。

【冬季】

橋の上から眺望可。

【参考URL】

湯沢市観光物産協会『小安峡大噴湯』(http://akitayuzawa.jp/midokoro0321.html)
湯沢市役所観光情報『小安峡温泉・大噴湯』(http://www.city-yuzawa.jp/midokoro05/736.html)

不動滝

小安峡にある不動滝の下流と上流では、それぞれ異なった地形が見られます。下流側が深い渓谷を形成しているのに対し、上流側はそのようになっていません。これは、上流側のみが熱水変質作用により硬く変質し、川による浸食作用を受けにくくなったため、このような地形の違いが生まれたと考えられています。小安峡温泉総合案内所横を歩いて下ると、不動滝に着きます。

【冬季】 積雪のため見学不可。

栗駒フーズ(地熱利用施設)

小安峡温泉では、温泉熱を利用した野菜のハウス栽培や、乾燥野菜作りなど、地熱を利用した産業が盛んです。栗駒フーズでは、温泉熱を利用した低温殺菌法を用いて、牛乳や乳製品の製造を行っており、工場を見学することでその工程を知ることができます。

【冬季】

製造元での商品購入不可。

【参考URL】

栗駒フーズ(http://www.kurikoma.co.jp/)

女滝沢天然林散策路

女滝沢天然林は、気軽に散策や森林浴が出来る場所で、その入り口は小安峡温泉総合案内所の向かい側にあります。散策路では、樹齢300年以上のブナの巨木、全国4位の幹の太さを持つヤチダモの巨木のほか、多様な樹木や山野草を見ることができます。通路や案内標識も整備されています。

【留意点】

ガイド利用を推奨。

【夏季】

アブに注意。

【冬季】

個人での見学は難しいが、地元ガイド団体のプログラム等で散策可。

アクセス