大昔、現在の東北に位置する海底が陸地になったころ、東北の様々なところで大きな火山噴火起こっていました。院内地区もその1つです。大きな噴火が3回起こり、熊本の阿蘇山にあるような「カルデラ」が作られました。院内地区の人々は、このカルデラの中の院内銀山や院内石を利用してきました。

【アクセス】

電車:JR院内駅下車。※徒歩約1時間圏内に様々な見どころがあります。
車:湯沢横手道路雄勝こまちICより約10分。

【関連URL】

院内地域づくり協議会(http://innai.org/link.html)

院内石採石場跡

院内石は、カルデラ形成時に積もった火山噴出物が長い年月をかけて固まったものです。古くから石材として利用されており、江戸時代から平成10年ごろまで採石が行われていました。採石場跡より後ろを振り返ると、雄大なカルデラの景色が広がっています。

【冬季】

1m-2m程の積雪のため、基本的に見学不可。春が近づき雪が固くなれば、かんじき、長靴等での見学も可。ただし、安全な経路がわかりにくいため、現地をよく知る人の同行が必要。

岩井堂洞窟

岩井堂洞窟は、院内石でできた洞窟です。縄文時代、弥生時代、平安時代の複合遺跡で、第4洞窟からは石器や尖底土器などが出土しています。                     

【冬季】 積雪のため見学不可。

旧院内尋常高等小学校

旧院内尋常高等小学校は、明治から昭和にかけて使用された学校で、現在は院内地区センターとして利用されています。建物の土台として院内石、建材として秋田杉が用いられているほか、校庭の石垣には、院内銀山のからみ (鉱石から必要な金属を取り出した後の残存物が固まったもの) が使用されています。また、敷地の隣には、院内石でできた倉庫が残されています。                                         

【施設情報】

【開館時間】 8:30~17:00
【休館日】 土・休日及び年末年始。
【電話番号】 0183-52-2498 (院内地区センター)

院内銀山異人館

異人館は、かつての院内銀山の入口に建てられた、ドイツ人技師たちの住居です。現在JR院内駅にある院内銀山異人館は、当時の姿を模して建てられたもので、資料館として利用されています。院内銀山の歴史資料や銀鉱石、また岩井堂洞窟の出土品などを見ることができます。      

【会館時間、料金などは下記HP参照】

湯沢市役所HP『院内銀山異人館』 (http://www.city-yuzawa.jp/midokoro04/733.html)

アクセス情報