「いにしえの 火山の恵み あつき雪 いかして築く 歴史と暮らし」

※湯沢市には、小野小町の伝承が色濃く残っていることから、ゆざわジオパークのキャッチフレーズを小町が得意とした和歌で表現しました。

日本列島は、4枚のプレートの上に乗っており、長い地球の歴史や現在も続く地球の活動を体験できるところです。 ゆざわジオパークは東北地方のちょうど中央に位置しており、地球の動きで出来た日本海と奥羽山脈、対馬海流の影響で、世界でも例を見ない豪雪地帯になっています。 なぜ、こんな豪雪地帯の「ゆざわ」で生活が継続されるのでしょうか? そのヒントは、「見えない火山」にありました。 ゆざわでは、過去から現在まで続く火山活動に起因する「鉱物」や「水」、「地熱」といった大地からの様々な恩恵を受けながら、長くこの地で産業をおこし、豊かに暮らしてきました。これからも、変動する大地と向き合いながら、時には大地の変動による試練を乗り越えて、未来に向かって豊かな大地の恵みとともに歩み続けます。 さあ、みんなでゆざわの見えない火山を探しに出かけましょう。

ジオパークの見所である「ジオサイト」が湯沢市の全域に広く点在しているので、市全体をゆざわジオパークのエリアにしています。面積は790.72㎢です。 ゆざわジオパークは、山形・宮城の両県に隣接する秋田県の最南東部にあります。直線距離で秋田市まで約70km、盛岡市まで約80km、仙台市まで約95km、山形市まで約95kmと東北地方のほぼ中央に位置しています。隣接する両県とは、国道13号、108号及び398号で結ばれており、秋田県の南の玄関口となっています。

ジオサイトとは、地質や地形、歴史など、そのジオパークを特色付ける見学場所や拠点となる博物館・資料館などの施設があるエリアのことです。 ゆざわジオパークは、エリア内に16のジオサイトを設定しています。主なものに、「院内銀山」や「高松(三途川・川原毛)」、「小安」、「秋の宮温泉郷」があります。

  • 秋の宮温泉郷
  • 奥小安
  • 皆瀬
  • 三関・須川