三関・須川地区には、小規模な扇状地が多数見られ、昔からその地形を利用したさくらんぼやせりなどの栽培が盛んに行われています。また、古くから石材加工の町としても発展し、地区内で採石される関口石は神仏像や墓石などに利用されました。

三関扇状地

扇状地は、河川が山地から平野に移り、水の流れが緩やかになるところにできる地形です。湯沢市街地から三関・須川にかけての東鳥海山の西側斜面に沿って、南北に延びる湯沢推定断層が報告されていますが、この断層の活動により急な崖が発達し、河川の流れに緩急が付いて扇状地が形成されたと考えられています。三関扇状地では、豊かなミネラル水があること、西日がよく当たり霜が降りにくいなどといった好条件のもと、美味しいさくらんぼやせりの栽培が行われています。

関口石

関口石は礫や泥をほとんど含まない砂岩で、細かい縞模様(ラミナ)が発達しています。元和元年(1615)に関口集落で発見されたと言われており、軟らかく加工しやすい石材であることから、古くから様々な芸術品や墓石などに利用されていました。地区内にある仁王像や、湯沢市最大の石像である青竜山香川寺の弥勒大仏も、関口石でできています。現在では資源量が減少し、石材としては利用されなくなりましたが、今でも愛宕町の南端から関口までの旧羽州街道に沿って、13軒の石材業者が軒を連ねています。

くぞわたの清水

「くぞわた」とは秋の七草のひとつである「葛」を表す方言で、清水の周辺に葛が咲いていることから「くぞわたの清水」と呼ばれるようになったと言われています。また一説には、この地域に住む久蔵という人が、綿入れを着てこの清水を発見したことから名付けられたとも言われています。多くのミネラルを含んでおり、おいしくまろやかな清水です。

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