皆瀬地区にはたくさんの湖沼があります。これらの湖沼群には、背後に緩やかに弧状を描いた急斜面があることや、周囲に巨礫などが転がっているといった共通点があることから、全ての湖沼が、かつて起きた火山活動後の地すべりによって形成されたと推測されています。また、近くには満々と水を貯えた人造の皆瀬ダム湖もあり、水の里となっています。

皆瀬ダム

皆瀬ダムは、洪水調節、灌漑、発電用として昭和38年に建造されたロックフィルダムです。ロックフィルダムとは、粘土で水をせき止めるコア部分、それを覆うフィルター部分、その外側の岩石部分の、3つの構造物によって造られます。ロックフィルダムは地盤が強固ではない場所でも建造でき、コストが低減できるという利点があります。皆瀬ダムの建設で5haの水田がダム湖の底に沈みました。ダムの水位が下がると昔の水田跡が姿を現します。

貝沼

貝沼は松林・杉・落葉樹に囲まれ、周囲には散策道も整備されています。カラス貝、鯉、ヘラブナ、ワカサギが生息しており、釣りの名所としてシーズン中は多くの釣り人で賑わいます。貝沼には大きな流入河川がなく、融雪水、降水や湧水を水源としています。

三途川層露頭

皆瀬ダム湖や皆瀬川の両岸には三途川層の露頭が見られ、特にダム上流の羽場橋や市野吊り橋は、ダムの水位が低い時期には絶好の観察ポイントとなります。この露頭は、河川の浸食作用によって、長い年月をかけて形成されました。

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