奥小安地区は、宮城県や岩手県に接しており、栗駒山などが連なる自然豊かな原生林地帯です。地区内の旧小安街道、花山峠、文字越などは古来より交通の要衝でした。また、大湯温泉の先には、昭和40年頃まで運行していた森林鉄道の軌道跡が残されています。

人面岩(トロッコ軌道跡)

トロッコ軌道跡は、材木を運ぶために敷設された森林鉄道の名残で、明治後期~昭和40年頃まで運行していました。その軌道に沿って、複数の地質露頭が観察できます。人面岩もその一つで、凝灰岩類によく見られる浸食現象により、人の横顔のような形になった岩です。

三本杉(小安街道)

江戸時代の小安街道は、馬は通れず、人も冬期間は通行できないと言われた難所でしたが、仙台との物流を支える重要な街道でした。この道を通り、仙台藩の海産物「ほや」が秋田藩に運ばれていたことから、「ほや街道」とも呼ばれています。三本杉は、小安街道が文字越と花山越に分かれる分岐点に位置し、前九年の役に際して源義家が手植えした杉と言い伝えられています。

大湯温泉

大湯温泉は秘湯小町の湯とも呼ばれ、皆瀬川最上流の渓谷沿いにある自然景観豊かな温泉です。開湯は文化年間(1804~1817)と言われ、昔のままの秘湯のたたずまいを残しています。大湯温泉一帯は高温地帯となっており、山肌や川床から湯気や高温の温泉水が噴き出ています。

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