秋の宮温泉郷は、秋田県の南の玄関口にあたり、宮城県境(鬼首峠)に向かう国道108号沿いにあります。奈良時代に僧の行基によって発見されたと言われ、元禄15年(1702)に新五郎湯が開湯したという「つたえがき」が代々伝わっており、県内最古の温泉地として知られています。温泉郷には、4種類の泉質の、40箇所の源泉があります。

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川原の湯っこ

川原の湯っこは、温泉郷を流れる役内川の川原にあり、川底を掘ると温泉が湧き出てきます。スコップが常備されており、自分で湯船を作って足湯に浸かることができます。周辺の地質は、秋ノ宮一帯に分布する約1200万~250万年前の凝灰岩類です。

椦状珪石(じじょうけいせき)と荒湯

椦状珪石は、直径1.5~4mmの魚卵のような球状の石で、ハタハタの卵に似ていることから、秋田県の方言で「ぶりこ石」とも呼ばれています。微小な石英や岩石片を核として、高温の蒸気・温泉水から沈殿した珪酸分が固まったものです。世界でも極めて珍しく、確認されているのはドイツ、台湾とここ湯沢市の3箇所のみです。椦状珪石は、大正13年(1924)に国の天然記念物に指定されました。

元秋ノ宮村役場

元秋ノ宮村役場は、稲住温泉の敷地内にあります。昭和26年に建築界の巨匠・白井晟一氏が設計したもので、白井氏の代表作品として高く評価されています。雄勝町役場秋ノ宮支所を経て、平成3年に稲住温泉の敷地に移転・復元されました。現在、内部はプロ卓球選手・福原愛さんの練習拠点として卓球場に改装されており、宿泊観光に訪れた方も、見学や卓球を楽しむことができます。

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